Mustn’tは「~してはいけない」Needn’tは「~する必要はない。」
「Must」は~する必要がある(個人の意見でそう思う)という意味なので、その否定形なら「~する必要がない」じゃないの?と思っていましたが、Mustn’tは「~してはいけない(Do not do it.)」になるんです。
例文と一緒に違いをみてみましょう!
目次
Mustn’t:してはいけない
Mustn’tは「しない」ことが「必要」ということで「~してはいけない」という意味になります。
(これは極秘だよ。誰にも伝えてはいけないよ。)
※Do not tell anybody.と同じです。
・You’ll need this passwords when you log in. You mustn’t forget it.
(ログインするときに必要になるパスワードだよ。忘れてはいけないよ。)
Needn’t:する必要はない
Needn’tは「~する必要はない」という意味になります。Mustn’tは「してはいけない」に対してNeedn’tはDon’t have toと似た意味で「する必要はないけど、してはいけないわけではない」ということを伝えるときに使います。
(私が彼女にそれについて伝えるからあなたは伝える必要はないよ。)
※「伝えてはいけない」ではなく「伝える必要はないよ」となり、仮に伝えたとしても問題がないときのフレーズです。
・You’ll get a password each time so you needn’t remember it.
(その都度新しいパスワードを取得するからそれを覚えておく必要はないよ。)
Needn’tの代わりに「Don’t/doesn’t need to」が使えるよ!
”You needn’t do it”⇒”You don’t need to do it”
Needn’tには「to」は付けないから気を付けてね!
Needn’t have (done):必要にならなかった
Needn’t have (done)は「必要になると思って~したことが、結果~する必要がなかった」ことを伝えるときに使い「~する必要はなかった」という意味になります。
(昨日コートを持ってったけどめちゃくちゃ暑かったんだよね。コートを持って行く必要なかったよ。)
※出かける時点では必要だと思っていたということになります。
・I’ve just cleaned the bathroom. You needn’t have to done it.
(さっきトイレ掃除したばかりよ。トイレ掃除する必要なかったのに。)
「Needn’t have done」と「Didn’t need to doの」違い
「Needn’t have done」も「Didn’t need to do」どちらも「する必要はなかった」という意味ですが、違いは「はじめから必要がないことが分かっていたのか、分かっていなかったのか」になります。
Needn’t have done:その時点では「必要」と思っていたけど実際には「必要にならなかった」ときに使います。ニュアンスとしては「~する必要なかったのに」となります。
Didn’t need to do:~したのか、~しなかったのかは関係なく、はじめから「必要がない」ことを分かっていたときに使います。
(昨日は仕事かと思っていつも通り早く起きたら日曜日だった。早起きする必要はなかった。)
※「早起きする」という動作を実際にして、後で必要がないことが分かった文になります。
・I had a day off yesterday so I didn’t have to get up early but I did for my health.
(昨日は休みだったから早く起きる必要がなかったけど健康のために早起きしたよ。)
※初めから必要がないことが分かっている文になります。
Needn’t have doneのポイントは「必要」だと思った時点では「必要にならない」ということが分からないということだよ。
もう一つのポイントはNeedn’t have doneでは、実際にその動作を「した」ということだよ!