「受身」とは「~される」「~された」という文になり、主語に何が起こる/起こったのかを説明するときに使います。
「恋人を振った」が普通の動詞で、「恋人に振られた」が受身ってことだね!
そうだよ!私は振る側がでありたいな!
動作動詞と受身動詞のちがい
動作動詞(Active verb)は主語が「何をするのか」を伝えます。受身動詞は(Passive verb)は主語に「何が起こるのか/起こったのか」を伝えます。受身の構文は「be動詞(is/am/was/have been)+過去分詞」です。
「彼がトイレを掃除した」では「彼」が主語で「掃除した」が動作動詞だね!
「トイレは掃除された」では「トイレ」が主語で「掃除された」が受身動詞だね!
・I dumped him.
(私は彼を振った。)
・My grandfather built this doghouse.
(私の祖父がこの犬小屋を建てた。)
【受身動詞】
・I was dumped.
(私は振られた。)
・This doghouse was built by my grandfather.
(この犬小屋は私の祖父によって建てられた。)
受身は「誰/原因」は重要ではない
受身を使った文章では「誰が」や「何が原因か」は不明の場合や重要でないことが多いです。
(その車は盗まれた。)
※「盗まれた」ことは分かっているが「誰が盗んだのか」は分かりません。
・The office washroom is always cleaned.
(オフィスのトイレはいつも掃除される。)
※「誰が」ではなく「掃除される」ことが重要である部分です。
「誰」「原因」を伝える受身
「誰に~された」「何が原因で~された」といった文にするには「by」を使います。
(この壁は塗装屋さんに塗られた。)
・The room is cleaned by a cleaner.
(その部屋は清掃員に掃除される。)
現在形と過去形の使い分け
「~される」という現在形を使った受身は「日常的なこと」や「通常のこと」を話すときに使います。「~された」という過去形は普段からされることではなく「特定の出来事」を話すときに使われます。
例えば毎日教室を掃除するスタッフさんがいる場合「この教室はスタッフにより毎日掃除される。」と言いたい場合は現在形だね!?
そう!「毎日掃除される」と言う場合は話している時点ですでに掃除されたかどうかはわかならいけど、毎日されることということがわかるね!「掃除された」と過去形にすると話している時点より前に掃除されたといいことがわかるね!
・This room is cleaned by Tom everyday.
(この部屋は毎日トムによりきれいにされる。)
・I‘m often invited to their party.
(私はよく彼らのパーティーに招待される。)
【過去形(was done)】
・This room was cleaned by Tom today.
(この部屋は今日トムによりきれいにされた。)
・I wasn’t invited to their party last night.
(私は昨夜彼らのパーティーに招待されなかった。)